2020年7月5日日曜日

プロジェクターの基本的な使い方と応用と(スヌーズレン編動画)

本日開催した「プロジェクターのつなぎ方と、ちょっと変わった使い方」
で紹介した自作スヌーズレン教材の事例動画です。

プロジェクターは必ずしもプレゼンや映画鑑賞に使わなくてもいろいろな活用方法があります。

私(ICT担当)はこの他にも、ミラーボールの光源として使ったり、スポットライトとして使ったり、EPSONの「ゆめ水族園」の様な取り組みも行ったことがあります。

どんな道具もアイデア次第で全く別の使い方ができますので、固定観念にとらわれない方法を皆さんで探してみませんか?







2020年6月21日日曜日

ワイヤレスカードリーダーのお話

久々の投稿です。

なかなか書けなくてすみません。

久々の投稿はワイヤレスカードリーダーのお話です。

RAVPower Wi-Fi SDカードリーダー https://www.amazon.co.jp/dp/B07TFGKCTL/ref=cm_sw_r_tw_dp_U_x_-J07EbYM7GQBE

これは、Wi-Fi通信wの利用して、この機器につないだSDカード、USBフラッシュメモリー、HDD等の読み書きをする製品です。

パソコンはWindows、
タブレットはiPad、
スマートフォンはAndroid

の様にOSがバラバラで接続端子もすべて規格が異なる場合、
データの共有はGoogledriveやonedrive等のネットワークサービスで共有するか、パソコンにつないでexplorer的なソフトやitunes等の専用ソフトを使って出し入れを行う必要があります。

が、繋ぎ変えや必要なケーブルがそれぞれ異なったりして、自宅ならともかく、出先ではなかなかデータが共有できないこともしばしば。

ところが、この商品があれば、それが手軽にできてしまうんですよ。

例えば、デジカメで撮影したデータをその場で皆に配布するとか、
逆に皆がスマートフォンで撮影したデータを1つのSDカードに集約するとか。
(結婚披露宴の会場で帰りに受け付けで皆さんからデータをもらうことが出来たら、確実に得られる写真の量が増えますよね。)

特にIpadやiPhoneなどのiOSは他のOS機器とは直接連携がとりにくいので、これがあると非常に便利になると思います。

各種端末間でのデータのやり取りで困っている人は多いと思いますが、この製品は
・カードリーダ/ライター
・モバイルバッテリー
・SDカードバックアップ
モバイルWiFiルーター
を1台でこなしてくれますので、とっても便利。

家に常設し、大容量の外付けHDDにつないでおけば、全ての端末からデータが保存できる簡易ネットワークハードディスク(NAS)として利用できます。

複数の端末をお持ちの方は、ぜひお試しください。
価格以上の価値があると思います。


2018年7月21日土曜日

iPadで理科の「実験!?」

肢体不自由の生徒に「理科の実験」をさせてあげたいけど、、、


という「つぶやき」を小耳にはさんだので、以前無料のものを入れていたはず!
と、古いiPadの中身を早速調べてみました。

やっぱり、ありました。

(数年前は無料の機能限定版があったのですが、現在はなくなっているようです。)


このアプリはiPad上で科学の実験を仮想スペースで行うことができるもので、日本語にも対応しています。

実験道具を選んで設置し、アルコールランプで加熱したり、温度計で測ったりしながら実験を行います。

やりすぎたり、間違っていたりすると、ちゃんと爆発までしてくれる、実際の実験に近い形で行うことができます。

最初に入れる水の温度(水温)も設定できるので、冷水から沸騰までの変化も色んな条件でこなせます。

これなら画面にタッチできれば実験を行うことができますし、何よりも安全に取り組めるラボとして使えることでしょう。

動画もたくさんあるので、是非見てみてください。

難点はiPad用のアプリとしては高額な1000円以上します。

1回外食したと思って、購入してみませんか?(笑)



2018年7月1日日曜日

おすすめのワイヤレススピーカーの巻

おすすめワイヤレススピーカーのご紹介

最下段にオススメスピーカーのリンクあり


iPadやスマートフォンなど、各種タブレット端末を使っていると、どうしても欲しくなるのが「音」を皆に聞かせられるようにするもの。

教室や数人が集まる場所で1台のiPadだけで音を聞くのはなかなか厳しい。
でも、ラジカセや大きな音響から音を出すのはケーブルが要るし、普通の人は短いものしかもっていないし。(私は常に1M,5Mを持参)

iPadをある程度使い始めた人たちは、もっと便利に活用する方法を模索し始め、
「何とかなりませんか?」 という質問が必ず出てきます。

で、今回ご紹介するのがワイヤレススピーカーです。

一口にスピーカーといっても種類も機能もサイズも含めて山ほどあるので、語りだしたら半日は止まらない位の情報がありますが、今回は用途を「意思伝達」と「提示」時の音響に限ってご紹介します。


まずは、<選び方の視点>

私がこの手のスピーカーを選ぶ時に持つ主な視点は

・有線外部入力がある      →用途が広がる
・出力が12ワット以上     →伝わる人数が増える
・バッテリーで6時間以上もつ →1日日中充電なしで使える。
・スーツのポケットに入る    →持ち運びが苦にならない(ちゃんと使う)
・ステレオである        →良い音を聞かせることが大事
そして、
・手軽な価格である。      →補助金がなくても自腹で何とかできる範囲

の6つです。

理由は「→」の後の通り。

使うのが苦にならず、良い音で、様々な場面で使えて懐が痛くない。
これが支援をする上でも他人に紹介する上でも非常に大事になってきます。


次に<用途と使用場面を考える>

スピーカーには音の広がり方で大きく分けると2種類あります。

・スピーカーの前面に広がるもの(一般的なスピーカーの殆ど)
・スピーカーの周囲360°に広がるもの(最近の流行、振動スピーカーも含む)

前者は一般的なものなのでイメージがしやすいと思いますが、スピーカーの前に音が飛ぶので、教室の前から皆に聞かせる、または提示する画面辺りから音を聞かせるには有効な手段です。

前だけで後ろには余計な音が行かないので、方向性(指向性)を意識した使い方ができますよね。

変わった使い方としては、大きな風船を抱っこさせ、その対面にスピーカーを密着させて音を流すと、風船に伝わる振動と音が身体に響くという面白い刺激の与え方もできます。

また、ダンボールの板の下に仕込んでおいて、その上に寝転んで聞くと、背中全体で音を感じることができたりしますので、スヌーズレンなどを行う際には有効な工夫のひとつだと思います。

一方で、車椅子上でVOCAとして使うには、自分の前方にしか音が飛ばないので、聞かせたい相手の方に車椅子を向けないと「声」が伝わりません。
だって、「前方」にしか飛ばないのだから、「後方」「左右」にいたら聞こえにくいわけですから。



そこで、次に紹介するのが、360°スピーカーです。

これは「Bose SoundLink」で火がついた今までにない音の広がりを持つスピーカーです。

360°広がるということは、スピーカーの前方だけでなく、「後方」「左右」にも同じように音が聞こえるということですから、車椅子の座面の下にぶら下げておけば、前後左右に音が聞こえるんです。

なので、VOCAアプリで用事を伝えようと思った時にはスピーカーの向きを意識せずに安心してボタンが押せるんです。

これは地味な事のようですが、非常に大きなメリットなんです。

「前方のみ」
意思伝達したい
→相手を探す
→相手の方向に車椅子を動かす
→VOCAアプリを押す
→聞こえたら反応してくれる。

「後方のみ」
意思伝達したい
→相手を探す
→VOCAアプリを押す
→聞こえたら反応してくれる。

この「車椅子を相手の方向に向ける」が、どれだけ手間か。

音はどこにでも時速1249.56Km(気温26℃の時)で進んでいきますが、車椅子はそんなスピードで動けません。

また、VOCAでなくても、皆に聞こえる位置にスピーカーを移動させてから提示するのと、
いつでもどこでも提示できるのとでは活動の幅が違ってきます。

使用方法や場面についてはまだ色々と工夫の仕方や変わった使い方などいっぱいお話したいことがありますが、今回はこの辺で


①「前方」「40W(大音量)」「有線接続可」「マイクロSDから再生可能」「5000円未満」のオススメ


Tronsmart Mega Bluetooth4.2 スピーカー 40W出力 高音質/低音強化/NFC搭載/TWS対応/タッチ操作/15時間連続再生/ポータブル ワイヤレス ブルートゥース スピーカー 重低音 iPhone & Android対応【技適認証済】



「後方」「25W教室なら十分」「有線接続可」「5000円未満」のオススメ


2018年6月11日月曜日

TIME IS MONEY 「時間はコインです」アプリ紹介

時間はコインです。

https://app.litalico.com/timeiscoin/index.html

このアプリは時間の大切さというか、価値を学ばせるには良いアプリではないかと思います。

でも、そのまま使っただけでは意味がなく、これをツールに「指導を入れる」事が重要なんですよ。

アプリ任せで勝手に学ぶくらいだったら、学校も支援もいらないんですからね。

学校で使うなら、「コインがいくら貯まったら○○ができる」なんて活動がすぐできるでしょうし、家庭で使うなら、小さなトークンと引き換えて、さらに意欲付けを図っていくなんてこともできるでしょうしね。

でも、気を付けねばならないのは、実際の「時間」を支援者が意識させ、時間を有効に使うことのメリットを体感させてあげることではないかと考えます。

その指導の為の便利なツールとしての活用こそが、このアプリの意義ではないでしょうか。

視線入力がアツい!

iOS 12で採用されるARKit 2の「Face Tracking」を利用し、視線でiPhone Xを操作するデモが公開される。



https://applech2.com/archives/20180609-ios-12-arkit-2-control-iphone-x-gaze-tracking.html

カメラの性能が上がり、やれることが増えていく中、視線入力に関する技術や情報が増えてきた感がありますね。

視線入力は身体を動かせ(さ)なくても操作できるので身体への負担が少なく、また、両手が塞がっていても操操作できるのが便利。

でも、個人的に「便利」と考えているのは、視機能に関するアセスメントがより正確に取れるということ。

「○○ちゃんはちゃんと対象物を見ていますよ」等という話はよく聞かれるけれど、それが本当かどうかは誰にもわからないんですよね。

もしかしたら、近くを見ているだけで、対象物は見ていないとか、視機能の関係で正面では捉えられないだけで、視界のどこかでは認識しているなんてこともありますし。

でも、アイトラッキングなどの機能があれば、そのような視線の動かし方をしているかや、どこを注視しているかが客観的に評価できる。
つまり、これは普段の支援や提示方法において非常に重要な手掛かりになるということです。

「視線入力」=「手を使わなくてもいい」

という単純なとらえ方ではなく、「視線を把握できるってことでは?」と考えると、色んな可能性が出てくると思うんですよ。

どのくらいの距離で、どの方向に提示したら、一番把握しやすいのか。
どの色が見やすいのか。
画面は何分割位が使いやすいのか。
などなど

「考えだしたら夜も寝られやしない、、、」(古いか)

流行りものは一気に形として広がりますが、あくまでも「道具」や「機能」が増えるということであって、
「使い方」のは私たちのアイデア次第なんだと思います。

2018年5月19日土曜日

「いつもの使い方」から「いつもと違う使い方へ」

天井に映画を投影するために買った、スタンドミラー(アウトレットで300円)を久々に発見したので、我が子どもたちとの約束で、寝転がってみる映画上映会を開催しました。

プロジェクター次第ですけど、左右反転機能があれば鏡に写して距離や方向を変えれば、通常では不可能なことができるようになります。

 今回は天井に映しましたけど、単に反射させて、焦点距離を半分にすることも可能になりますし、

投影先をスモークにすればホログラム風にもなるし、ミラーボールに当てれば、スヌーズレンも可能になります。

乳白色のビーチボールのようなものに写せば、幻想的な光の変化を見て楽しむこともできますし、ユニバーサルルスタジオジャパンのエントランスにある、球体オブジェのようなこともできます。

普通の使い方しか知らないとなかなか幅は広がりませんが、色んな原理を知っていると、色々と応用が利くようになるんですよ。

普通の使い方だけじゃ面白くないでしょう?


安全面への配慮は基本中の基本ですけど、少しは外へと踏み出していかないと、新しい世界は見えてきません。

これらとは別に、オーガンジー(薄手の透けるやわらかい布)の中に熱帯魚の泳ぐ姿を写したら、それはまるで水族館。

これは、EPSONの夢水族館から得たヒントで、重度心身障碍者施設の職員さんからご相談を受けて、今ある機材と鏡やシーツやLED懐中電灯で再現することを提案させていただき、オリジナルの「夢水族館」を始められたところもあります。

LEDライトの光りの直進性と強さを使えば、魚の形を切り抜いたフードを被せることで、自由に魚を泳がせることができるんです。

こうやって考えていくと、面白いでしょう?

ただ使うのではなく、違った使い方を探してみると、新たなアイデアが浮かんできます。
また、YOUTUBEで検索しても色んなヒントが転がっています。

是非、「普通でない使い方」も考えるようにしてみませんか?